日本初の総理大臣
伊藤 博文
いとう ひろぶみ
明治時代の政治家
1841(天保12)年〜1909(明治42)年
1841(天保12)年、束荷村(現 光市)で林家の子として生まれました。家族で萩へ移り、父が伊藤家の養子となったことから伊藤姓となりました。松下村塾に学び、木戸孝允らに従って尊王攘夷運動に奔走。いわゆる「長州ファイブ」の1人として英国に密航留学しますが、萩藩と欧米の国々との戦争を知り、急きょ帰国します。
やがて倒幕派の指導者らに認められ、維新後の新政府では次第に中心的人物となり、内閣制度が導入されると初代総理大臣に就任。憲法草案づくりに着手します。総理を退くと新設の枢密院の議長となり、憲法草案の最終審議に尽力し、立憲国家の確立に貢献しました。
その後も総理大臣となり、計4回組閣。日露戦争後、初代の韓国統監となり、辞任後、満洲に赴いた際ハルビン駅で暗殺され、満68歳で亡くなりました。
「山口県の先人学習コーナー」施設内の参考資料
- きらり山口人物伝 Vol.2 夢チャレンジ(夢チャレンジ出版事業刊行委員会 制作)山口県ひとづくり財団
- 伊藤博文 日本最初の内閣総理大臣 ミネルヴァ日本歴史人物伝(安田常雄 監修 西本鶏介 文 おくやまひでとし 絵)ミネルヴァ書房
- 伊藤博文の青年時代 欧米体験から何を学んだか 祥伝社新書 241(泉三郎 著)祥伝社
- 伊藤博文 知の政治家 中公新書 2051(滝井一博 著)中央公論新社
- 伊藤博文 明治日本を創った志士 時代を動かした人々 維新篇 10(古川薫 著 岡田嘉夫 画)小峰書店
- 明治長州の三宰相(三好啓治 著)三好啓治
- 吉田松陰の予言(浜崎惟 著)星雲社
- 史伝 伊藤博文㊤(三好徹 著)徳間書店
- 史伝 伊藤博文㊦(三好徹 著)徳間書店
- 奮発震動の象あり 防長教育史の人びと(松野浩二 著)大村印刷(株)
- その後の長州五傑(松野浩二 著)大村印刷(株)
- 長州にとって竜馬は恩人だった・・・。竜馬と長州 坂本竜馬と長州藩士たち。(月刊タウン情報YAMAGUCHI編集部)株式会社ザメディアジョン
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