奇兵隊の創設者
高杉 晋作
たかすぎ しんさく
幕末の志士
1839(天保10)年〜1867(慶応3)年
1839(天保10)年、萩藩士の高杉家の子として萩で生まれました。吉田松陰の松下村塾に学び、久坂玄瑞と共に松下村塾の双璧と称されました。松陰の死後、志を継いで奔走します。1863(文久3)年、尊王攘夷派のリーダーだった萩藩が外国船を攻撃する攘夷戦を実行し、外国の軍艦からの反撃で苦境に陥り、晋作を起用します。それを受けて晋作は志があれば身分を問わず参加できる「奇兵隊」を創設します。
その後、朝廷で政変が起きて萩藩は追放され、幕府からも征討の命令が出され、萩藩の主導権は幕府に従う人たちが握ります。それに対して晋作は決起し、諸隊も応じ、内戦の結果、萩藩の考え方を幕府に抗う方向に転換させました。1866(慶応2)年萩藩など長州方は第2次長州征討で幕府側に勝利します。しかし晋作は翌年「面白きこともなき世におもしろく」という未完の句を遺し、病気のため満27歳で亡くなりました。
「山口県の先人学習コーナー」施設内の参考資料
- きらり山口人物伝 Vol.5 夢チャレンジ (夢チャレンジ出版事業刊行委員会 制作)山口県ひとづくり財団
- 月刊高杉晋作総集編 明治維新を加速させた男 Yamaguchi別冊 山口の歴史シリーズ ザメディアジョン
- 子供寺子屋 親子で学ぶ偉人伝 巻三(監修 荒川和彦、荒川春代)明成社
- コミック版 日本の歴史13 幕末・維新人物伝 吉田松陰と高杉晋作(監修 加来耕三)ポプラ社
- Vol㉒ 晋作の生きた幕末と萩(江坂彰 著)萩ものがたり
- Vol㊲ 奇兵隊士列伝(一)(一坂太郎 著)萩ものがたり
- 高杉晋作(村上元三 著)光風社出版
- 高杉晋作 詩と生涯(冨成博 著)三一書房
- 回天の奇襲 高杉晋作(霜月一生 著)叢文社
- 高杉晋作 -青年志士の生涯と実像-(古川薫 著)創元社
- 高杉晋作の生涯(冨成博 著)新人物往来社
- 高杉晋作 上(全2巻)(池宮彰一郎 著)講談社
- 高杉晋作 下(全2巻)(池宮彰一郎 著)講談社
- 高杉晋作の手紙(一坂太郎 著)新人物往来社
- 生誕150周年記念 企画展「高杉晋作と奇兵隊」(山口県立博物館 編集)山口県立博物館
- 高杉晋作 漢詩改作の謎(一坂太郎 著)世論時報社
- 長州にとって竜馬は恩人だった・・・。竜馬と長州 坂本竜馬と長州藩士たち。(月刊タウン情報YAMAGUCHI編集部)株式会社ザメディアジョン
- 九州長州文化図録撰書弟八号 長州維新の道 上巻 赤間関街道中道筋攘夷戦争と長州藩の足跡(遠藤順子 発行 遠藤薫 編)図書出版のぶ工房
- 百花春風抄 花の章(朔田浩美 著)【漫画】(株)講談社
- 百花春風抄 風の章(朔田浩美 著)【漫画】(株)講談社
- 高杉晋作(村田峰次 著)マツノ書店
- 松陰と妹 松下村塾の志士 変革の原動力 長州藩(松森敦史 編)晋遊舎
- 吉田松陰と高杉晋作の志(一坂太朗)KKベストセラーズ
- 吉田松陰と松下村塾の志士100話(山村竜也)株式会社PHPエディターズ・グループ
- 松下村塾と幕末動乱 吉田松陰と門下生たちの躍動(二之宮隆 編)双葉社
- 坂本龍馬と高杉晋作 幕末志士の実像と虚像(一坂太郎 著)朝日新聞出版
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