金子みすゞ著作保存会
大正・昭和時代の童謡詩人
1903(明治36)年〜1930(昭和5)年
1903(明治36)年、漁業が盛んな仙崎村(現 長門市)で生まれました。本名はテル。幼くして父を亡くし、母が書店を営んで家族を支えました。みすゞは高等女学校を卒業後、下関へ。書店で働きながら、金子みすゞの名で雑誌に童謡詩を投稿するようになります。その詩は人や魚や鳥などあらゆる命と心に優しいまなざしを向けたものばかり。祈りの心を大切にする漁業のまち仙崎で育まれた、みすゞの感性から生まれた童謡詩は、詩人・西條八十から高く評価されます。
1926(大正15)年に結婚。長女が生まれますが、4年後に離婚。病気も重く、幼い娘を手放さなければならないことに抗議し、自ら命を絶ちました。満26歳でした。
みすゞの童謡は死後半世紀を経て全集が刊行されて以降、広く知られるようになりました。代表作は「大漁」「私と小鳥と鈴と」「こだまでしょうか」などがあります。
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